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涙がちょちょ切れるぜバトン

日記の文章がいつもとっても素敵な、id:hatooonさんからバトンをいただきました!わーい、ありがとうございます!!

―最近流したのはいつ? またその理由は?

9月末だなー。ちょっと昔にあった悲しいできごとをおもい出しながらぼんやり闇を見つめているうちに、やばいくらい嗚咽してしまっていて。自分のこととはいえ、まじ暗いじゃん俺!とおもって、ちょっとひいた。

―今まででいちばん泣いたのはいつ?

いちばん、ってなると小学生のころじゃないかなあ…。中学受験の算数とか本当だめだめすぎで、親父に怒られたり怒鳴られたりして、びーびー泣きながら勉強していた記憶が…。あんなの、よくやってたよな…。

―優しさに泣いちゃうタイプですか?自分の情けなさに泣いちゃうタイプですか?

自分の情けないのはふだんからもうじゅうぶんに知っているので、優しさに泣く方が多いとおもう。自分がわりとひねた、素直でない性格だから、素直な、まっすぐな優しさには弱いよな、って気がする。

―誰かを泣かせたことありますか?

むー、そりゃね。あるよな。ごめんなさい!ふったふられたの話もあれだけど、いちばんびびったのは、かてきょやってて中2の男子を泣かせちゃったとき。正直、えっ、ちょ、なんでなんで!?って感じだったけど、まじ悪いことしたな…。

―逆に泣かされたこととかありますか?

ん、ていうか、泣かされなかったら泣かなくない?まあ日常生活では滅多なことでは泣かないけど、『E.T.』と『スタンド・バイ・ミー』にはもう何度も泣かされてるんじゃないか、って気がする。

―涙は何の味?

味…、しょっぱい、とかかなー。そんな味わったりしないしなー。

―涙に対する貴方の見解を教えてください。

俺は人前ではほとんど泣いたりできないので(相当心を許してるとか、よっぽど無防備になっているときでもないと…)、大勢のまえでおいおい泣いている人とかを見ると、純粋にすごいな、ってちょっとうらやましくおもってしまう気がする。涙を流すのってわりと気持ちのいいことで、それを周りにたくさん人がいる状況でできたら、さぞ解放感があるのでは、なんて想像したり。

―おつきあいありがとさんです。嫌われたら泣いちゃうくらい好きな5人に回してみよう。

うーん、ごめんなさい、ここでストップ!


サヨナラ・サマー・イズ・オーバー

9.22

卒論のための資料をまとめたり、いまさら本をアマゾンに注文したり、いろいろと雑事をこなす一日。夕方はバイト。

9.23

きょうも図書館に資料を借りに行く。さて、いいかげん構成をしっかりかんがえ始めないとまずい。早稲田松竹に映画を見に行きたいけど、残念ながらそんな余裕はまったくない…。昼からバイト×2。

9.24

夜中、暗い部屋のなかでアウグスト・ザンダーの写真集『20世紀の人間たち』を凝視していると、本当に魂を吸い取られるような気分になる。なんなんだろう、この圧倒的な迫力っていうか、見返されている感じは。ちょっと怖いくらい。ザンダーの写真には明らかに何かがあるけれど、その何かをうまくことばにできる気がしない。

9.25

黒田硫黄の新刊、『大金星』を買う。つくづく素晴らしい。黒田のマンガを読んでいるときの幸福感は尋常じゃないやー、と高校生のころからおもっていることを、またおもった。やっぱり、「ミシ」がすごい。細かいおもしろポイントをいろいろ挙げることはできるけれど、とにかく、この高揚感とインチキ感とのミックス具合はたまらない。

9.26

昼間はバイオリンで遊んでしまったりしたのだけれども、夜はさすがに焦り、多少がんばって卒論に取り組む。うー、映画見に行きたい…!

9.27

合宿前日だけど、図書館に行ってさらに大量に資料を借りてくる。途中パソコンが壊れるアクシデントなどありつつも、追い詰められたことでようやくきわきわの集中力を発揮、徹夜でどうにか中間発表の分は仕上げられた。つかれた…!

9.28

去年と同じく黒磯でのゼミ合宿、1日目。ほぼ寝て過ごした気が…。なんかもう、自分だらしなさすぎ、って情けなくなる。いろいろとすみませんでした!!

9.29

合宿2日目。夜、自分の発表も無事終わり、胸のつかえが取れた気分。あとは飲んだり、夜道を散歩したり、猫とたわむれたり。さすがに昨日とは違い、なかなかの充実感。

9.30

朝、4年生4人で合宿所周辺を散策、犬たちに追われたり馬や牛やアヒルやダチョウを眺めたり。昼過ぎには東京に帰ってくる。東京もずいぶんと寒い。あー、本当に完全に夏が終わってしまった…、とおもうと実に切ない。夏よさようなら…!明日からまた大学か…。


Is something wrong she said of course there is

9.9

『イントゥ・ザ・ワイルド』でサントラを担当していたのは、パール・ジャムのエディ・ヴェダーだった。それで、パール・ジャムのアルバムをひさびさに聴いていたら、高校生のころのことをいろいろとおもい出した。すげーすきだったんだよなー、昔。なんだかんだ言っても、武道館でのライブ盤がいちばん染みる。いま聴いてもかっこいいや。

9.10

昼から小金井公園で友だちとふたり、ごろごろしながら酒を飲みつつ、延々と喋る。たのしいー。よく晴れていて、すっかりリラクシンする。その後も、深夜までモスでさらに喋り続けた。

9.11

きのうの友だちとの会話をおもい出していると、つくづく自分の怠惰、卑小さ、だめっぷりが身に染みてくるよう。なんつーか、もうちょっと素直かつより良く生きる努力をしなきゃだめだなー、とか漠然とかんがえる。

夜、バイトから帰ってくると岐阜の叔父さん家から封筒に入った小さな荷物が届いていた。その封筒には従姉妹の子(小3)直筆のイラストと「またあそびに来てね~」なんてメッセージが書いてあって、きゅーんとする。

9.12

午前中、旅行中に溜めていたはてなの日記をまとめて読んで、2時頃家を出る。パール・ジャムの”Alive”を聴いていたら、なんだか高校生のころと同じくらいすきだ、っておもえてうれしくなった。なんとなく。この曲にはいろいろな記憶がくっついているけれど、何はともあれ、俺はまだ生きてるしな、っておもう。

H(中1♂)のかてきょ。漢字のテスト勉強をやるだけで、なんでこんなに消耗するんだ…、ってくらい疲れる。それにしても、最近、自分の語彙が小学生/中学生化してきているのが問題だ。ふつうに友だちと話しているときでも、反射的にやつらの語彙が出てきてしまって恥ずかしい。

9.13

バイトして、バイト先の人たちと飲んで、家帰って、音楽聴いて、ちょっと本読んで…、ってだけの一日。や、毎日がだいたいそんなところなんだけど。飲んでいるときに、自分の語彙の小学生化の話をしてみると、あー、だってKくん(←俺)生徒とのシンクロ率高いもんね~ww、などと口々に言われる。シンクロ率…。そういえば卒論の準備をぜんぜんしていない。やばいなー、でもやる気でないなー。なんておもっているうちに、ほら、もう14日になってしまった。

9.14

ひさびさに集中してバイオリン。指が痛い。いい加減回復してもらわないと困るのだけど…。『囚人のジレンマ』がなかなか終わらない。超おもしろいから、別に終わらなくてもいいのだけど、これを読み終わらないことには卒論のための読書に取りかかれないし…、とかおもう。まったく、こんなのはジレンマと呼ぶのもおこがましい。

9.15

昼はバイト、夜は新宿ピットインにて、菊地成孔と南博のデュオを聴く。200人も入ったピットインは明らかに酸素が足りない、って感じで、”チェルシー・ブリッジ”を演っていたときに、ひさびさにリアルに貧血みたいな状態になった。朝からほとんど何も食べないでいたのがまずかったに決まっているのだけど、目の前が暗くなってぼけていく、やたらと暑くて首筋を汗がどんどん流れ落ちていくのがわかる、って感じで、まじで倒れるかも、とおもって少し焦った。でもまあ無事に耐えしのぎ、休憩時間には十分に回復。全体にシックな演奏で、とてもよかった。菊地成孔のソプラノすきだなー。あと、南博は間近でみると迫力あり過ぎ、っておもった。ちょっと怖いくらい。深夜、横浜の実家に帰る。

9.16

実家にてだらだらと過ごす。昼間、居間のソファに寝転がって日に当たりつつ本を読んでいたら、いつの間にか眠っていて、夢を見た。俺は白くて清潔な、広いプールにいる。どうやらプールのなかで立ったまま眠っていたらしく、はっ、て気づいたところが夢のスタート地点みたいだった。きょうは平日だからほとんど人がいなくて、このきれいなプールのレーンを俺は独り占めしている。早く泳がなきゃ、っておもって、クロールで泳ぎ出す。クロールをもうあまり覚えていないから、なんだか不格好な泳ぎ方になっている気がするけれど、でもそのわりには随分すいすいと前に進んでいる感じがする。100m、200m泳いでも全く疲れないし、スピードもすごく速い。ふしぎな快感をおぼえながら、ひたすらに泳ぐ。プールの端の方から、子供たちの声が聞こえてくる。子供たちのいる方にクロールで進んでいって、あーぶつかりそう、っておもったときに目が覚めた。窓の外からは、近くの小学校で運動会の練習をする声が聞こえていた。

夜、保坂和志『羽生』を読む。やっぱおもしろいなー、保坂は。

9.17

晴天。朝から祖母の家に行って、芝刈りなどする。その後祖母の昔話(ほぼ全て自慢話と悪口)をひたすら聞く。3時間近く話を聞き続けて、くたくたになって帰宅。夜、居間でテレビを見つつ妹とちょいちょい喋る。サマソニの話とかしたり。なんつーか、この子も丸くなったよな…、とかおもう。オトナになったっていうか、でももうハタチだし、そんなもんか…。

9.18

ひたすら実家で本読み。バルト『明るい部屋』を読了。結構長い間読んでたなー。続いて、『明るい部屋の謎』を読み始めるも、こっちはぜんぜんおもしろくない…。結局、またソファの上で寝てしまったり。夕飯を食べて、アメトークのスラムダンク芸人を半分くらいまで見て、実家を発った。

9.19

友だちと吉祥寺へ。井の頭公園の木陰のベンチで卒論のための本読み。途中から雨が降ってくるも、傘をさして、まだ粘る。その後、クレープ屋→居酒屋と移動し、延々喋り続けた。魚が全体的に美味すぎてやばい!などと盛り上がるも、気がつけば0時を過ぎ、あ、終電ないじゃんね、って事態に。

9.20

結局友だちはうちに泊まっていって、朝帰って行った。きょうはばっちりと晴天。昼間から公園に行って楽器の練習をして、夕方からバイト。夜、ディスクユニオンでザゼン・ボーイズの新譜を買った。あと、『囚人のジレンマ』をようやく読了。まじで素晴らしい作品なので、知り合いみんなに勧めたい気分だけれど、どうかんがえても勧めやすい小説ではないのが悲しい。

9.21

知り合いに勧める代わりに、ずいぶん時間をかけて『囚人のジレンマ』の感想を書く。しかしその割にはあんまり感想にもなってない…。小説について何かを書くのってむずかしいよ、とおもう。とくに自分の気に入った小説については。ザゼンの新譜は超かっこいい。いままでのアルバムのなかではいちばん好みだなー。


CIBICCOさん

9.7

朝の6時前、姫路のネカフェを出て近くの銭湯へ。そこでなんかいろいろあって、その筋の方に絡まれた。相手は2人。更衣室で半裸で(ハンドタオルだけ股間の上に置いた状態)座らされて、咥え煙草で睨めつけられたり恫喝されたりしたときには、さすがにちょいやばいかな…、とおもったものの、とにかくてきとうに下手に出てやり過ごす。

きょうはもう、どんどん東へ戻るのみ。昼前には岐阜に着いて、駅まで叔父の車に迎えに来てもらった。岐阜に来たのは4、5年ぶり。じーさんばーさんの墓参りをもうずいぶんしてないからな、っておもって来たんだけど、そういえば従姉妹たち(小3と年長)に会うのも今回が初めてなのだった。

叔父の家に着いて、従姉妹ふたりに鳥取で買ってきたお土産をあげて、その後は人形やぬいぐるみやビーズやチョロQやポケモンカードやシールや、まあなんかそんなのでひたすら遊ぶ。ちっちゃい子供との向き合い方ばっかり上手くなっている自分をまたしても実感して、なんだかなー、とおもわなくもなかったけれど、でも従姉妹たちはまじで超かわいい。まったく、こんなかわいい子たちがいたことをいままで知らなかったなんて…!ってつくづくおもった。小学生たちにはバイトで日々会っているけれど、でもやっぱりそれとはまた違ったかわいさ、おもしろさがあって素敵なんだ。

夕方、墓参りに行って、京王D2で買いものして、晩ごはんに中華食べて帰宅。で、また従姉妹たちと遊んで遊んで、でも叔父一家はみんな9時には寝てしまう、ってことだったので、俺も早めに就寝。

9.8

朝6時前起き。ぼうっとしたまま、叔父一家にお礼を言って別れを告げ、従姉妹(小3)と一緒にバスに乗って岐阜駅へ。バイバイするとき、またあそびに来てねー、つってずうっと手を振ってくれていた。あーあー、まったく、きのうの昼から俺はずっとにこにこにやにやしていたんじゃないだろうか。やたらと懐く従姉妹たちがかわいいのはもちろんなんだけど、あの家のなかに満ちていた幸せオーラみたいなものにやられてしまったんだろう。なんだかとても素直な気持ちになれたみたいで、旅の終わりに岐阜に寄ってよかったんじゃん、とおもった。

東海道線で東へ。寄り道もなしで、一気に帰る。夕方には東京に着いちゃうなー、ってかんがえたらなぜか急に映画が見たくなって、川崎で降りて『イントゥ・ザ・ワイルド』を見た。原作のよさ(ノンフィクションだけど)を失わずに、なおかつ愛情を込めて作られた作品、って感じで、かなりぐっときた。

夜、帰宅。18きっぷ買ったのなんて5年ぶりくらいだったけど、やっぱたのしかったなー、っておもった。ひとりでふらふらするのも、なかなか悪くない。というか、もうまたすぐにどこかに行きたい気分になっている。冬は北の方に行きたいなー。


砂丘は巨大なホリゾント

9.6

6時頃ネカフェを出て、半過ぎのとっとりライナー(快速)に乗り込む。押しボタン式のドア。これから朝練、って中学生とかがいるくらいで、車内は空いている。ようやく身体が旅モードに入ってきた感じなのに、もう半分は終わっちゃったんだ…、とかおもうと少しさびしい。18きっぷには3つ目のスタンプが押されてしまった。車窓から見える空はうっすらと曇り。でも暑くなりそうな気配は十分すぎるくらいにある。

移動中はひたすら眠り、米子に着いてバスを待つ間もひたすら眠る。こうして無理やり体力を回復させて進んでいく感覚も、旅モードのひとつ。9時半前、観光用のループバスに乗って、植田正治写真美術館へ向かう。バスの乗客は4人だけ。

美術館の周辺は、なんとも静謐なところだった。いや、静謐っていうか、もう、まじで周りに何もない。空が圧倒的に広くて、音も虫の鳴き声くらいしかないんだけど、そこにコンクリート打ちっぱなしの、妙に確固としたテンションを持った建物がある。そしてその真正面にはきれいな稜線を描く大山。ふしぎな、でも落ち着きのある美しい場所だった。

500円払って館内へ。あたりまえのことだけど、いままで本とかで見ていた写真とは全く別物、って感じられる。本とかでは、へえー、おもしろい構図じゃん、なんて冷静に見ていたはずが、いざ本物を目の前にすると、なんていうか、もっとぐっと引き寄せられてしまう。あと、細部にいちいち注目してしまう。これが一回性のオーラか!っておもいつつ、目に焼きつける勢いで凝視しまくった。展示されている作品の数はそう多くないけれど、実際長時間は居られなかったので(バスの本数がとにかく少ない!)、ま、ちょうどよかったのかな、って気もする。とくにすきだったのは、「少女立像」、「ボクのわたしのお母さん」、「群童」あたり。

昼、米子に戻る。てきとうに昼メシを食べて、電車を待つ。特急には乗れないから、2時間近く待たなくてはならない。喫茶店で一服し、iPodでジミー・スコットのアルバム、『all the way』を気合いを入れて聴いた。聴くのに結構なエネルギーを使う音楽、否応なしに没入してしまう音楽、っていうのはよくあるけど、ジミー・スコットの歌もそうで、彼の歌を聴いていると、そこがたとえ米子のジャスコのなかでも、遠い夜空を、星空を見上げているような、しんとした気持ちにさせられる。聴きながら、美術館で見たいくつかの写真と、きのうの砂丘の風景をおもい出していた。

米子→鳥取と戻り、きのうからロッカーに預けっぱだった荷物を回収して、また智頭へ。って、因美線に乗ったところ、ふいに後ろから声をかけられた。ん?振り返ると、なぜか大学オケの友人たちが5人。うわっ、まじで!てか、なんでこんなところに!?なんて一通り驚き合ったあとで聞いてみると、なんでも、“リアル桃鉄”をやっているところだとか。リアル桃鉄…。

サイコロのマスが出た駅では降りないといけない、ってルールだそうで、全体に本数が少ない山陰の路線ではいろいろと大変みたいだった。あと、ごはんとか宿とかもカードを引いて決めるらしく、無人駅で一晩を過ごしたり、きのうから水しか飲んでない…、みたいなやつもいたり。へえー、たのしそう!って、ちょっと惹かれたけど、観光地に行かない旅自体は中高の間にずいぶんやってしまったので、そういうのはもういいかな、とおもわないでもない。まあ、とにかく彼らのうち2人は智頭で、3人は美作加茂あたりで降りていった。武運を祈りつつ、俺は列車を乗り継いで姫路まで戻る。明日の昼には岐阜に着いていないといけないのだ。


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