カテゴリー ‘ 雑記

2008年7月6日

バックアップ用のHDDを整理していると、2年前の日記が出てきた。たぶん、はてなに載せようとおもって書いていて、でもつまんねーしなーこんなの、とおもってやめてしまったものだとおもうのだけど、いま再び読んでみると、ひたすらゆるゆると過ごした大学の頃がおもい出されて、ちょっと懐かしくも切ない気分にさせられる。きょうはそんな気分をアーカイブするべく、まったく無内容な日記をいまさらながらアップしておくことにする。

 *

きょうも、とても暑かった。それに湿気がひどい。何故だかわからないけど年々湿気に弱くなってきているようで、じめじめべたべたした日には、もうそれだけで気力が失われ、だるさが全身から溢れ出てくるような感じになってしまう。そういえば、なんかそんな主人公が出てくるマンガがあったけ、とおもう。たしか、『雲の上のキスケさん』だ。でも、どんな話だったかほとんどおもい出せない。だるくて、脳の働きまでがもの凄く鈍っているような気さえしてくる。

暑くて外に出たくない。クーラーをつけると部屋のなかはすぐに快適な温度になるけれど、築20年オーバーのこのアパートに備えつけられたクーラーは、うぃーん、ぐごごごごご…と、やたらとうるさいのが難点だ。でもつける。そうだ、オケの曲をさらっておかないと、とおもい立って、バイオリンを取り出す。弾いていると、なんだか左手の調子が最悪だ。まるで眠っているみたいに、ひどい動きしかできない。あまりに音がだめ過ぎるので、ミュートをつけてちまちまとした練習をする。

2時間くらいで疲れてしまった。湿気がだるい、のに加えて最近生活リズムがぐちゃぐちゃで睡眠が足りてないのでは、と気づいた。睡眠が足りていないときって、いくら弾いてもだめな音しかでないものだ。でもいまは眠くない。楽器を片づけていると、後輩からメール。顔を洗って歯をみがいて、だるさを体内に押しこめるようにしてから外に出る。外はやっぱりむやみに暑くて、でも空気の流れている感があるぶん、家のなかより快適かも、と一瞬だけおもった。

セブンで後輩にドイツ語のノートをコピーさせてもらい、その足で吉祥寺へ。別の友だちに会って、今度は別の授業の俺のノートをコピーさせてあげる。明日には、彼の友だちの後輩のノートのコピーをコピーさせてもらうことになっている。こうしてノートのコピーがめぐりめぐっていく感じについておもいを巡らせるのはたのしい。世界が善意で回っている感がいいじゃんね、などとおもう。ま、じっさい回っているのはただのノートだし、俺はろくに授業に出ていないダメ学生なので、このノート循環システムが止まってしまうとかなり困ったことになるのだけど。

てきとうな店で夕食を食べて、ブックスルーエで本を買って、エクセルの3階の座席に腰を下ろすと、友だちと会ったり外を歩き回ったりしている内に忘れていただるさと眠気が戻ってきた。コーヒーを飲んで、ハイライトに火をつける。こういうときのハイライトって、ちょっと信じがたいほどに美味い。それはもう、一杯目のビールにも対抗できるくらい。

コピーさせてもらったノートに目を通す。「私は、それによってナチのイデオロギーの重要性を否認しようとしているのでもなければ、ナチのイデオロギーがその本質からして人種主義的で社会ダーウィニズム的であったというヒルグルバーとイェッケルの判断にイギを唱えようとするのでもない。私はむしろ生存圏や最終解決といった概念に固執してその計画性について理解するのではなく、すなわち一つの解釈だけを認めるのではなく、ユダヤ人政策が常に疑問の余地のない最優先事項であったということ、もしくはナチの人種主義政策の核心部ではなかったということを主張したい…」うーん、残念な訳だ…。コーヒーとタバコでも、容易には吹き飛ばすことのできない眠気が襲ってくる。


俺はブライアン派

3/8

月曜日。夜、プロジェクトの飲み会。ひさびさに女の子が大勢いる飲み会だったけれど、俺はチームのおっさんたちと音楽の話ばかりしてしまっていた。まさか会社でAC/DCの話ができるなんておもってもいなかったものだから、ボン・スコットのボーカルもいいけど、俺はどっちかって言うとブライアン・ジョンソンの金切り声のが好きなんです!あとルックスもぜんぜんかっこよくないところがかっこいいし!なんてことをうっかり熱心に語ってしまった…。PM(40代前半)は今週金曜の来日公演に行ってくるらしい。うらやまし過ぎて、もう金曜はぜったいに早く帰ってやる!と密かに誓う。

3/9

火曜日。早めにオフィスを出れたのはよかったけれど、外は雪→雨→雪、という感じのなんだか曖昧な天気。少しだけ積もった雪が雨に溶け出してぐちゃぐちゃとしていて、とても歩きにくい。

3/10

水曜日。今夜は七尾旅人がDOMMUNEでライブをやる、ということをtwitterで見ていたので、気合いを入れて仕事をして、早めに帰ることに。早めと言っても家に着いたのは21時近くで、ライブはもうエンディング間近というところだったけれど、耳の奥の方にするっと入ってくるような七尾旅人のふしぎな声、歌をちょっとでも見れたのはよかった。その後はDJやけのはらが12時までプレイ。DOMMUNEをしっかり見たのははじめてだったけれど、Ustのこの映像を、音楽を、いま5000人がいっしょに見て聴いているんだなーとおもうと、奇妙な高揚感を感じないではいられなかった。

3/11

木曜日。早起きできた朝の空はいい感じに晴れていて、こんな日は会社に行くのまでたのしくなっちゃうね!…なんてことは全くないのだけれど、ひさびさの青空はやっぱり気分がいい。どうやらまだ花粉は大丈夫みたいだ。

3/12

金曜日。花粉と埃とにひたすら苦しめられた一日。頭は痛いしぼうっとするし、身体はだるいし鼻は止まらないしで、とにかく最悪だった。こんな日は青空の清々しさが憎たらしくすらおもえてくる。「Tシャツ買ってきてやるよー」と言い残してさいたまスーパーアリーナへと颯爽と向かっていくPMを横目に、延々と残業。それにしても、こんな日がこれから毎日のように続くのかとおもうと、もうもうずっと家に引きこもってしまいたくなる。

3/13

土曜日。素晴らしい晴天だが、花粉に怯える俺は家で一日を過ごした。早稲田松竹で、『空気人形』、『愛のむきだし』という素敵な(に違いない!)2本立てをやっていたのですごく見に行きたかったけれど、もうこれ以上具合悪くなったらやばいよ、との内なる声に従って、おとなしくしていることに。

3/14

日曜日。DVDでひさびさに『ファイト・クラブ』を見る。いい映画だ…。なんだか昔より物語がぐっと自分に近しいものとして感じられて、あー、俺もこの死んだ目をしたエドワート・ノートンに近づいていっているんだろうか…、なんてちょっとおもったりもしたけど、やっぱり見ていてとても励まされる作品だとおもった。

夜、新宿にて大学オケの後輩と飲む。彼はこないだ20歳になったばかり、と言っていて、あれ、そんなに離れてたっけ!と驚くと同時に、なんだか時間の流れる早さに恐ろしさを感じた。24と20って、まあどっちも若いって言ったらそうだけど、その4年のあいだにどれだけの可能性が広がっているのか、そして自分はどれだけの可能性を踏みつぶしてきてしまったのか、なんてことをかんがえていると、なんだかくらくらしてしまった。


パラライシス

3/1

月曜日。昨日の夜、どういうわけかほとんど眠れなかったので、むちゃくちゃに眠い。なんとなくぼんやりした気分で一日過ごすも、もう3月だということをかんがえると少し怖くなる。だって時間の流れるのがあまりにも早過ぎる。同期の友達が、俺この頃鬱状態でやばいわ…明日辺り休むかも、と言っていた。時間は嘘みたいに簡単に流れていくのに、簡単に対処できないような出来事は平気で降りかかってくるんだよなあ、とおもう。俺は最近は感覚が麻痺しちゃってきているけれど…。

3/2

火曜日。引き続き眠い一日。夜、家に帰ってからもPCを開いてまた仕事、って生活がいつの間にか普通になってきていることに気づく。同時に、最近ぜんぜんまともに本を読めていないことや楽器の練習をする時間が足りないこと、はてなの日記にうまく感想をかけていないこと、そういったいろいろを何だかどうでもいいことのように感じている自分にも気づいて、着実にダメになっていってるっぽいな俺は、とおもう。そういうことこそが大事だったはずなのに。でももうとにかく疲れているし、眠いんだ。

3/3

水曜日。今週は我ながら気持ち悪いくらいよく働いている。しかしそれを辛いとかしんどいとかいう風に感じていないところがやばい、とおもう。睡眠が足りてなかったりとか、体力的にはたしかにきついところはあるのだけれど、ただただ流れていく日常のなかで感情が麻痺していっているんじゃないかっていうような漠然とした恐怖を感じる。とは言っても、とにかく全体的に麻痺している感じなので、そんな恐怖なんて大仰な言い方はぜんぜん相応しくなくて、ただなんとなく、どうやら俺はまずい方向に向かっているらしいよ、それもなかなかのスピードで…とだけ、自分のなかのどこかがささやき続けているみたいな感じだ。

3/4

木曜日。鼻の調子が最悪なので、19時過ぎにはオフィスを出た。で、スタバにて少し仕事をしてから帰宅。今週に入ってから夕飯を自炊するようにしているのだけど、夜遅くなっても自分で作って食べるのって何だかちょっとヘルシーな感じでいい。こうあるべきまともな生活、みたいなものに近づいたような気分になれる。でも、こうあるべきまともな生活、ってのがいったい何なのか、正直いまの自分にはよくわかっていないともおもう。

3/5

金曜日。金色の太陽、嘘みたいにきれいな青空に、春の暖かさ。そして花粉の襲来を感じる。まだどうやら本格的なものではないけれど、俺の鼻孔が、眼球が、全身の毛穴が、空中を我がもの顔で飛び回るやつらの存在を感知し、警告のサインを送ってきている。

会社からの帰り道。生温かい空気のなか、iPodのイヤホンを耳に突っ込んで歩いていると、するすると流れて行ってしまう毎日に対して、どこか満足というか、まあこんなものかもな、っておもっているらしい自分に気づいた。そんな風に感じている自分がいちばんやばい、とはおもうのだけど…。

3/6

土曜日。朝の10時過ぎ、ベッドのなかでうつらうつらとしながら聴くラジオの音はやさしくて、休日って何て素晴らしいものなんだろう、とおもう。昼からは新宿にてバンドの練習。少しずつ進歩はしているけれど、もう少し成長スピードを上げたいなあとおもう。ちょっとぬる過ぎる。

3/7

日曜日。土日がどっちも雨だったせいで、洗濯ができない。月曜の朝に早めに起きてやっちゃおうかな、とおもう。バウスか早稲田松竹に行きたかったけれど、どうにも疲れていて映画館に行っても寝てしまいそうだったのでやめにして、代わりに近所のエクセルでコーヒー&シガレッツ&ブックス、ということにした。伊藤計劃『虐殺器官』とジャック・ケッチャム『隣の家の少女』を読了。どちらもなかなかに刺激的な小説で、エナジーをがっつり持って行かれた気分。

今週分の日記のメモを読み返してみたら、なんだか毎日同じようなことばっかり書いてるな…とおもった。このままじゃまずいまずいと気ばかり焦るけれど、どうしたらいいのかよくわかってない、って感じだろうか。


なりたくはなかったオトナに近づいていっている

2/1

月曜日。前にも書いたような気がするけれど、俺の暮らしている5.9畳のこの部屋のエアコンはどうやら壊れていて、きょうなんてうんざりするほど寒いのにほとんど冷風しか出してこない。スイッチを入れたはじめの20秒くらいはふわりと温かい風を出してくれて一瞬期待させるものの、それ以降は完全に冷風のみ。ほんとうに無慈悲なやつなのだ。そういうわけで、俺はベッドの上から毛布を取ってきてそれに包まりながらキーボードをぺしぺしとやっている。だって早く映画の感想を書かないと、忘れてしまう。泣きたくなるほど寒い。

2/2

火曜日。秋葉原のデータセンターを出たのは夜の8時過ぎで、そのときはみぞれまじりの雨に強い風が吹いてるな、ってくらいの感じだったけれど、総武線に揺られて中野に着くころには割合しっかりとした雪に変わっていて、歩いているとコートの肩や鞄にはぺしゃっとつぶれた雪の欠片がついてくるようになっていたし、駅前の店で夕食を食べ終わった9時頃にもなると、外はもはやちょっとした吹雪みたいな様相だった。

しっかり降っちゃってきたなーとおもいながらかんがえていたのは、この天気じゃお父さんお母さんも先生たちも気が気じゃないよな、ってことで、えっ俺なにをかんがえてるんだ?って一瞬混乱した後にわかったそれは、いまの自分の生活とはまったく関係がないはずの中学受験生の子たちについての心配なのだった。大抵の中学の入試は、2月1日から5日くらいまでのあいだに行われるのだ。

2/3

水曜日。きょうも帰り道は雪。軽い雪の粒は風に吹かれて舞いたい放題なので、俺の小さな折りたたみ傘ではまるで防ぎきれず、身体じゅうにまとわりつくようだ。屋根の下に入って手で払おうとしてもふわっと溶けるように消えてしまうし、傘はほとんど濡れていない。ただ、ふだん見慣れた夜の道の上にふわふわとした白いやつらが落ちてくるだけで、ちょっと気分が浮き立つような、足取りが軽くなるような、そんな感覚だけがある。あと寒い。

ここのところ、毎晩寝る前にチェーホフの短編をひとつずつ読んでいる。これが一日のうちでいちばん幸せな時間、といって間違いない。というか他にたのしいことがない…。はやく、はやく週末を。。

2/4

木曜日。会社帰りの電車のなか、近づいてくる新宿のビル群を眺めながらぼうっとしているときに、あー俺、なりたくはなかったオトナにどんどん近づいていってるんだなあ、ってふとおもう。なりたくはなかったオトナっていうのはつまり、高校生くらいの頃の自分が見たら一瞬で軽蔑したくなるような、この社会でなんとかやっていくためのスキルばかりに重きをおく、まあそういうふつうの大人のことだ。それはこの歳になってようやく自分の平凡さが身に染みてきたってことかもしれないし、社会にはそういうオトナになるように人を押し流していく強力な流れがあるってことなのかもしれない。あるいはただ、いま疲れているからそんな風にかんがえるのかもしれない。そのどれもが組み合わさったものかもしれない。

こんな気分はきっと、働きはじめてちょっと経ったくらいの人なら誰でも感じるものなんだろうなー、とはおもう。そして俺はとっととオトナになりきってしまわないといけないのかも、って感じもする。でも、俺のかんがえている”オトナ”っていったい何のことだろう?

2/5

金曜日。仕事を無理やり切り上げて、渋谷にてPassion Pitのライブ。去年の5月か6月頃にアルバムを聴いたときは震えるほど感動したものだったけど、ライブはまあまあという感じだった。いや、でもあの頃は気持ちが沈んでばっかりだったからな…そういう弱った気持ちに寄り添って、共鳴してくれる音楽だった、ってことなのかもしれない。いまは弱っているというより、何だかもう、全体的に麻痺している感じ、だろうか。いやだなあ、というか、だめだなあ、それは、とおもう。

2/6

土曜日。タワーレコードにてCDなど大量に購入。最近ちゃんと聴けていないのに、情報はとめどなく入ってくるものだから、どうしたって消化しきれない。それでも買ってしまう。外は風が強くて怒りを覚えるほどに寒かった。家のなかも寒いので、身体を温めるためにひたすら楽器を練習して過ごす。あと、twitterのアカウントを取った。

2/7

日曜日。目覚めるともう13時を回っていて、ちょっと悲しい気分になる。おまけに寝過ぎたせいか頭痛がする。洗濯をして、夕方、渋谷へ。リブロ(大好きな本屋!)で本をいろいろと見て、夜はo-nestにて豊田道倫のライブ。4時間の長尺ライブだったけど、とてもよかった。帰り道、バスがもうないので、寒さをしのぐためにコンビニであんまんを買って、はふはふ食べながら歩いた。また明日から仕事…とおもうと、もうほんとに心の底から憂鬱すぎてジャンプしたくなる。


1月14日

9時起床。5分でシャワーを浴びて歯を磨き、10分で支度をしてスーツを着て外に出た。とても寒い。バスと中央線と埼京線を乗り継いで板橋へ。いつものように客先のオフィス(つっても雑居ビルの一角のむちゃくちゃほこりっぽい部屋だ)に早足で向かう。途中のローソンで120円の野菜ジュースを買っていった。

仕事。先月あたりから妙に過密なスケジュールに追われまくっており、きょうは昼ごはんを食べることすら叶わず、ときどき空腹にぼうっとしそうになりながら夜10時までひたすら作業。やめたいー、もうまじでこんなのやめちまいたいー、とおもって仕事をしていても、まったくわけのわからないたのしくない仕事でも、こうもぶっ続けでやっているとランナーズハイ的な浮かれたような状態になってきてしまう。ふしぎだ。でも、こうやってだんだん慣れていっちゃうのかなあとかんがえると、どうにもやりきれない気持ちになる。というか、こんな生活でいいのかよ、どうにかしないでいいのかよ、とおもわないではいられない。

夜、近所のねぎしにてごはん。ここの店員には完全に顔をおぼえられているので(そのくらいしょっちゅう通っているので)いつもちょっと恥ずかしい。けれど、肉とごはんをひたすら無心で胃に詰め込んでいく時間にはやっぱり小確幸があり、ああ今日もちょっとはいいことあったな、なんておもったり、美味しいごはんというやつはつくづく大事なんだなーとかあたりまえながらも貴重な気分になったりできるわけで、恥ずかしいとか言っている場合ではないのだった。

家に帰ると、エアコンが壊れているらしいことが発覚。すばらしい勢いで冷風が出てくるのだ。寒い。とてもとても寒い。だからいま家のなかでコートを羽織ってマフラーをぐるぐるしてPCに向かって日記を書いているのだけど、この光景の寒々しさはいかんともしがたいよねちょっと、とおもう。携帯が鳴った。数人の友達から、誕生日おめでとうメールが届いていた。もう14日は終わっちゃったけど、誕生日おめでとう俺。石田純一とルー大柴と田中眞紀子とLL・クール・Jもおめでとう。寒いからもうそろそろ寝ようかな。おやすみ。


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