『僕のニューヨークライフ』

僕のニューヨークライフ [DVD]

DVDで。とことんウッディ・アレンらしい、とう感じの作品だった。饒舌でちょっとエキセントリックな登場人物たち、深刻な状況になっても決してシリアスにはなり過ぎない物語のムード、軽やかなユーモア、暖色系の画面。作品全体からにじみ出る、オトナの余裕。この、ちょっと疲れたときにさらっと見れて、ちょっと元気が出る、っていう感じがいいんだよなー。

主人公のコメディ作家(ジェイソン・ビッグス)も、彼とのセックスを拒むガールフレンド(クリスティーナ・リッチ)も、相談相手の先輩コメディ作家(ウッディ・アレン)も、それぞれにちょっとズレていて(というか、神経症気味で)、でもそこが魅力的で、見ていてとてもたのしい。物語の結末はちょっぴりほろ苦いけれど、ま、人生ってそういうもんだよね、ってウッディ・アレンが言っているようで、くよくよしたってしょうがないじゃん、って軽やかな気分になってしまえる。ウェルメイドと言えばそうなのだろうけど、シンプルでユーモラスで、ちょっぴりおしゃれ感もある、とても好きな作品だった。

登場人物はみんなそれぞれに魅力的なのだけれど、ジェイソン・ビッグスの流されやすく、へたれな感じがとくに好きだった。なぜかウッディ・アレンに心酔して、銃とか非常食とかいろいろ買い込んじゃうところとか、たのしかったな。あと、秋のニューヨークの風景がとてもきれいに撮られていたのも印象的だった。

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