Charlotte Gainsbourg@東京国際フォーラム

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ベックプロデュースの新作は正直あまり好みではなかったものの、何しろあのシャルロット・ゲンズブールがライブをやる、っていうんだから、これはチェックしないわけにはいかないでしょ!ってミーハーな気分で会場に向かったのだったけれど、さすがは現代フランス最強のサブカルアイコン(じゃない?)、遠目で見てもオーラがまったく違っていた。

もちろん、見た目というかシルエット――照明はずっとかなり暗めだった――の時点で常人とはまったく異質なかっこよさがあったのだけど、それよりなにより、そのふるまいの自然さ、まったく無理していない感、みたいなものが凄かった。…いや、無理してない感じが凄い、ってほとんど言語矛盾だけれども、国際フォーラムみたいな広大な会場でライブをしながら、まったくもってナチュラルなテンションでいる(少なくとも、そのように見える)、ってのは、なかなか驚くべきことじゃないかとおもう。ごく淡々としているというか、そっけないというか、ふつうのミュージシャンや俳優とは明らかに違った、ふしぎな感じがしたのだった。そして、俺のまわりの女子たちはみんな揃いもそろって、そんなシャルロットに目をきらっきらとさせていたのだった。

演奏は、さすがにベックのバックバンドだけあって手堅くタイトだったけれど、シャルロットのボーカル――決して声を荒げることがない――については、さすがにこういう大ホールには合っていないかな…と感じた。曲自体もかなり密室的というかパーソナルな匂いの濃いものが多いから、DUOとかAX辺りの小さめな会場で見れたら、きっともっと素敵だっただろうなー、なんておもったり(そうそう、会場には結構空席も多かった)。

IRM

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