菊地成孔・山下洋輔デュオ@新宿PIT INN

菊地成孔3daysの1日目。ピットインの小さなハコは相変わらずのぎうぎう詰めで、ライブが始まるまえからすでにちょっと息苦しい、酸素の足りないような感じがある。この日は雨も降っていたから湿気もなかなかのもので、会場のコンディションとしては正直いまいち、って言わざるを得ないのは去年と同様だ。それでもやっぱり演奏のほうは最高で、スタンダードも即興も、どちらも素敵にかっこよかった。

大半の曲は、ゆったりと動き出し、終盤になるにつれ”グガン”的カオスに突入、っていう、いかにもな展開の仕方なのだけど、それが予定調和な感じにはなっておらず、どこをとってもスリリングなのがよかった。まあ、山下洋輔が肘打ちで鍵盤をガンガン叩きまくるだけでたのしい、っていうのも多少はあるのだけど、でもリリカルなところはそれこそこぼれ落ちそうなくらいに繊細でもあって、コルトレーンのバージョンで聴き慣れている”Say It”なんて、とても美しくおもえた。

本編のラスト、”大きな古時計”は、螺旋を描きながら天へとぐんぐん昇っていくような演奏が素晴らしくて俺はちょっと泣きそうになったし(ところでこの曲、歌詞が超いいよね!)、アンコールはいちばん好きなスタンダードのひとつである”Everytime We Say Goodbye”で、その哀しい美しさにすっかり骨抜きにされてしまったのだった。

You Don’t Know What Love Is

即興

Lover Man

即興

Say It

(休憩)

Black And Tan Fantasy

即興

Gentle November

即興

大きな古時計

(アンコール)

Everytime We Say Goodbye

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