『ルー・リード/ベルリン』

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吉祥寺バウスシアターにて。『ベルリン』は、ルー・リードが1973年に発表し、しかし商業的な失敗のためかライブではずっと封印されていたアルバム。その『ベルリン』が、33年の時を経た2006年のニューヨークで完全再現されることになって、そのときのライブ・パフォーマンスを捉えたのがこの映画。もう、とにかく素晴らしかった!

『ベルリン』は、もともとコンセプチュアルな、ストーリー性をもったアルバムだけど、それを新たに映画的に解釈しなおす、っていうわけではないし、インタビューとかステージ裏の映像なんかも一切ない。85分間、ひたすらライブ映像が映し出されていくだけの作品になっている。

バンドもルー・リードもすごくたのしそうに演奏しているし、アルバムの暗さ、陰鬱さは薄まっているような印象がある。骨太なロックで、ほんといいライブ、って感じだった。やっぱり圧巻なのは”Oh Jim”から始まるアルバム後半の流れで、”The Bed”、”Sad Song”にはおもわず鳥肌が立つ。繊細で殺伐とした音楽に、へヴィでやさしい歌が乗っていく、その美しさよ。そしてアンコールで演奏された、”Candy Says”といったらもう!

あと、なぜか指揮者がいて、しかもほとんどドラムしか見ていないっぽいんだけど、見ているうちに彼のノリノリの振りっぷりがだんだんとダンサーみたいにおもえてくるのが素敵だった。正直、バンドに必要ないんじゃん?って感じだし、白い燕尾服(←なのか?)の背中にはでかでかと”BERLIN”って入ってるっぽかったし、意味がわからないんだけど、おもしろすぎだった。

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