『ブーリン家の姉妹』

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吉祥寺バウスシアターにて。期待を裏切らない完成度の映画で、よかったなー。

舞台は16世紀イングランド。ヘンリ8世の2番目の妃にしてエリザベス1世の母親として有名なアン・ブーリンには妹メアリーがおり、じつは彼女もヘンリの寵愛を受けていた…!って話をもとにした、歴史ものフィクション。ブーリン家の姉妹とヘンリ8世との出会い、そして愛憎もつれまくる三角関係が描かれていく。

こういう映画はオーソドックスで完成度が高いほど満足できるとおもうのだけど(なにしろ歴史ものだから、はじめから結末はわかっているわけで)、そういう意味でかなり優れた作品だったとおもう。衣装とか音楽もじゅうぶんにたのしめるレベルだし、逆転に逆転が重なっていくストーリー展開も、テンポが良くていい感じ。

そしてなによりの目玉、ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン、っていまノリにノっている女優ふたりの壮絶な姉妹バトルは、さながら演技バトルの様相を呈しているようでもあり、とにかく見ていて盛り上がった。権謀術数の張り巡らされたイングランドの宮廷を舞台に情念と情念がぶつかり合い、女の戦いは熾烈を極める、っていうベタな展開がたのしすぎるのだ。とくにナタリー・ポートマンの演技がすごくて、妹に向けたつめたい表情とか、物語終盤に向けて揺れ動きまくる感情の波の激しさの表現にはぞくぞくきた。気になったのは、キャラクターの造形がちょっと現代人っぽすぎるところくらい。でもまあ、はじめにちらっとおもった程度かな。

それにしても、ヘンリー8世をはじめ、この映画に出てくる男たちはまじ揃いも揃ってだめだめだなー、とはつくづくおもった。まったく因果なことよ、って映画を見ながら何度ため息をつきたくなったことか…。


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