『ポスト・オフィス』/チャールズ・ブコウスキー

ポスト・オフィス (幻冬舎アウトロー文庫)

ブコウスキーの長編。ひたすら過酷なうえに退屈すぎる公務員の仕事と、酔っぱらいの日々がだらだらと描かれている。内容はだらだらなんだけど語り口は軽快で、テンポよく読み進めていける。ブコウスキーの小説って、なんかもう全部同じだよなー、って改めておもった。酒と女と競馬の話。

天にましますジョンストーン様、ご勘弁ください!おれは、暗闇と雨の中にただ茫然とつっ立っていた。おれって、本当は間抜けだったのか?この不幸はすべて自分で招いているのか?ありうる話だ。実はおれって、おつむの足りない、生きているだけでも御の字な奴ってことも充分ありうる。(p.33)

だるいとき、やさぐれたようなきぶんのときには、ブコウスキーの下品で乾いた文章がよく効く。ったく、なに言ってんだかこのおっさんは…、なんておもいつつ読んでいくうちに、そのたくましさから生命力をもらっていることに気がついたり。これは決してすごい小説ではないとおもうけれど、でもやっぱりおもしろい。

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